仕事の生産性を上げるためには「人間の生体リズム」を無視できません。
朝は頭がスッキリしている、昼下がりは眠くなる・・など、意思では動かしがたい人間のリズムが存在します。
気合と根性ではどうにもならないですね。
これに抗うのではなく、タイミングを活かすことで、よりベストなパフォーマンスを発揮できるはず。
集中できる時間・タイミングを調べました。
この記事は、以下の本を参考にしています。
結論:火曜日・AM9時が最もハイパフォーマンス
脳が最も力を出せるのが「火曜日」の「AM9:00」。
このタイミングが、最もミスが少なく、集中力が発揮できるとの事。
月・金はミス多し。火曜が最もミスが少ない
下記アンケートによると、
- ミスが多い曜日は月曜日・金曜日
- 最もミスが少ない曜日は火曜日
- 休み明けと休み前がミスが増えるということになる
このようなデータが出ています。
休み明けと休み前に注意力が低下し、ミスが増えるというのは体感でも理解できるのではないでしょうか。
休み明けは脳と体が仕事モードになりきっておらず、ミスしがち。
休み前は連勤疲れと休みへの期待で注意散漫になり、ミスしがち。
誰でも同じような現象が起こりそうな気がしますね。
個人的に休み明けが一番ヤバいです。
逆にミスが少ないのが「火曜日」「土日」。土日は休みの人が多いのでそもそもミスがカウントされないのでこの結果になっていると思われます。
よって最もミスなく仕事ができるのが火曜日。となります。
重要な仕事は火曜日にキメてしまう様意識するだけで、仕事の結果が大幅に変わる可能性があります。
昼下がりが最もミス多し。朝イチが最もミスが少ない
次に時間帯を見てみましょう。下のグラフを見ると一目瞭然。上記サイトより引用。
お昼休みの時間帯と、帰宅する17時以降は除外すると「朝イチ」が最もミスなく働ける時間帯となります。
朝は、「脳のゴールデンタイム」と呼ばれ、集中力・記憶力・モチベーションを最も高めやすい時間帯。
起床から3時間ほどまでが最も能力が上がるといわれています。
通常の会社員なら、出社してすぐが一番能力が高い状態。大事な仕事は朝に全力で終わらせるよう意識しましょう。
朝イチで全力を出すために
脳のゴールデンタイムを活かすために、朝から重要な仕事に取り組む事が重要。
そのために以下のtipsを行うと効果的。
- 前日に、明日やるべきことをリスト化しておく
- 朝日記を書く
- 単純作業はせず、アウトプット作業を行う
順番に解説します。
前日に、明日やるべきことをリスト化しておく
やるべきタスクを前日にリスト化しておきましょう。(6つ以内に絞ること)
リスト化したら優先順位をつけておきます。
そして朝、仕事開始と同時に優先順位の高い順にタスクを潰していく。これだけ。
この方法は「アイビー・リー・メソッド」とも呼ばれ、100年以上前から存在する効率化メソッドです。
さまざまな効果が提唱されています。
- 何をするかが決まっているので、脳が決断にエネルギーを使わなくて済む
- 重要な仕事から確実に潰す事ができる
- 一つの仕事に集中する「シングルタスク」になるので、生産性が上がる
など。
また、心理学用語で「シャットダウン・リチュアル」と呼ばれる効果も発生します。
これは、前日に翌日の予定を書き出すことで「その日の仕事は終わった」と脳に思わせる効果。
結果、睡眠の質が上がり、心身の疲れがより回復するようになるんです。
タスクも整理できて体も回復。
コスパ良すぎですね。
いいことづくしのこのメソッド。ポイントは「毎日行うこと」。
毎日行うと、優先順位づけがだんだん上手になっていくのがわかります。
翌日が休日でも、タスクを書き出し、優先順位を設定しましょう。休日の充実度も爆上がりします。
朝日記を書く
タスクを書き出し、シャットダウンリチュアル効果で熟睡。
目覚めたら、前日の日記を書きましょう。
なぜ、翌朝に日記を書くのか?
脳は睡眠中に日中得た情報の整理・復習を行います。
不要な情報は忘れ、必要な情報は残す。
起床後に覚えている内容は「重要だ」と脳が判断した情報ということになるため、覚えておくべきことが多いのです。
そしてこの日記は「手書き」で行うのがベスト。
手書きには、キーボードで打つよりも「記憶力」「集中力」に良い効果があることがわかっています。
朝日記の情報を残すには手で書いた方がより記憶に残るのです。
ちなみに手書きで日記を書くなら[ipad+Apple Pencil+goodnote5]が超おすすめ。
ガジェットを使うと日記へのモチベも高まりますよ〜。
ipad+Apple Pencilの素晴らしさ、以下の記事も参照ください。
単純作業でなく、アウトプット作業を行う
朝イチは脳のゴールデンタイム。この時間を活かすため、朝に単純作業を行うのはやめておきましょう。
メールチェック・伝票整理etc..日々のルーティンワークは極力午後に回します。
朝に行うのは脳の力を使う大事な仕事・成果を出すアウトプット作業。
創造性・思考力を必要とするアウトプット作業を朝に行い、単純作業は脳の力が衰える午後に持ってくる。
これで最大限のパフォーマンスを発揮する事が可能になります。
まとめ
まとめると、
- 「火曜」「朝イチ」が最も生産性が上がる
- 「月曜・金曜」「昼下がり」が生産性が低下
- 朝から全力を出すために、以下のことを行う
- 前日に翌日のタスクを整理し優先順位をつける
- 起床後、前日の日記を手書きする
- 朝はアウトプット作業を行う
こんな感じ。
生体リズムによる脳のパフォーマンスの上下は避けられません。
逆にリズムを味方につけて、最高の自分を維持しましょう!
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